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Once upon a time
語る言葉。
見習いの少女が尋ねる。
「どうして私は人間に魔法をかけられないの。」
大釜に山羊の頭を混ぜながら、魔女は答える。
「魔法をかけるには、相手よりも多くの経験と、多くの言葉を持っていなければいけないの。」
少女は好奇心を抑えきれず、まだお腹の中にいる弟に魔法をかけた。
制作裏話
デザインのシーンとなっている”お腹の中の弟に魔法をかける” から単純に連想されるのは、「無邪気ゆえに残酷なことをする」というようなことですが、
それはあくまで「大人」としての価値観でみた「無邪気で可愛らしい子供」とのイメージと離れているから起こる感想にすぎないので、徹底して子供の目線でイメージを膨らませてみました。
子供で魔法を使えたら、空を飛ぶより、扉を開けるより、自分の頭の中の空想を本当にしたい。
ネズミをカボチャの馬車にして、ガラスの靴を履いて舞踏会に行きたい。が本音かなと。
だけど子供だって馬鹿じゃないから、お腹の中の弟に杖なんか向けたりしないだろうな。
じゃあ、きっと物語を読み聞かせることで、弟も自分の頭の中の空想に引き摺り込むような魔法をかけてるのかな。
というイメージで作品をつくりました。
タイトルは、タイトルの意味は、日本でいうところの「むかしむかし」のような、物語の導入の慣用句の英語版です。
#舞台設定
絵本の挿絵みたいな魔女の家
#キャラクター設定
好奇心旺盛な魔女見習いの少女
#アクション
胎児に魔法をかける
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